Topics
TACTトピックス

最近の贈与税の実地調査

2020.09.28

国税庁の内部資料によると、平成30事務年度の贈与税の実地調査は、課税価格500万円未満のクラスが全体のおよそ6割強、500万円以上1,000万円未満がおよそ2割弱、1,000万円以上3,000万円未満が1割強、3,000万円以上が約1割未満であることが、分かりました。

このうち調査により課税価格が増えたケース(増差課税価格が出たもの)は、課税価格500万円未満のクラスで前年比13%増加したほか、課税価格3,000万円以上のクラスでは前年に比べ2.7倍になっています。

実地調査1件当たりの調査日数は課税価格のクラス別にみると、次の通りです。

課税価格クラス 1件当たりの調査日数
500万円未満 1.3日
500万円以上1,000万円未満 1.5日
1,000万円未満3,000万円未満 2.2日
3,000万円以上 4.7日

[ 遠藤 純一 ]

当サイトに掲載の文章等の無断転載を禁じます。
全ての著作権は税理士法人タクトコンサルティングに帰属します。
無断使用、無断転載が発覚した場合は法的措置をとらせていただきます。