クロストーク
スタッフにタクトに入社したきっかけや、入社後のイメージ、資産税コンサルティングへの取り組み方、職場環境や働きやすさなどをインタビューしてみました。

薦田 彩子
税理士
入社10年目

宮田 卓
税理士
入社5年目

江﨑 隆一
税理士
入社2年目
Q.まずは皆さんの経歴から聞かせてください。
宮田
私は、大学卒業後に3年間アルバイトをしながら勉強に専念し、税理士試験に合格しました。
最初は80人くらいの規模の税理士事務所で法人顧問や確定申告業務を中心に経験しました。5年勤務したタイミングで、資産税をやりたかったのでレックスに紹介いただいて、タクトに転職をしています。
江﨑
私は就活をしないで大学を卒業し、当時フラフラとしながらどう生きていこうかと考えていたのですが、資格を取ることで自由に生きたいと思い、税理士を目指しました。
2年間勉強に専念し、1年間は働きながら、計3年で税理士試験に合格しました。
タクトに入社するまでには、3つの会社を経験しています。
最初は大手の税理士法人で、中小企業の顧問から相続税申告まで幅広く経験しました。次にBig4に興味があったので、その中の一社の税理士法人に転職し、さらに不動産に関するコンサルティングにも興味があったので、財産コンサルティングの会社でも働きました。
いろいろと経験した結果、資産税に強い事務所で経験を積み、資産税に強い税理士になりたいと思い、タクトに入社をしました。
薦田
私は大学在学中に試験勉強を始め、4回の試験で国税三法を取得しました。
最初は個人事務所に入社し3年ほど法人の月次巡回等を行っていましたが、ルーティンワークがどうしても苦手だったこと、資産税に興味があったことからタクトに転職し、1年間の産休育休を経て現在10年目になります。
Q.なぜ資産税の道に進もうと思ったのか聞かせてもらえますか?
江﨑
母が亡くなった時に自ら相続税の手続きをやったのですが、当時は会計業界に入ってすぐだったこともあり、ものすごく大変でした。
自分もそうでしたから、税金の知識がまったくない状態で相続を進めなければならないお客様はより大変ですよね。だからこそ税理士が支援できる領域は広く、役に立てる部分も多いと考えて、資産税をやろうと思いました。
資産税は、お客様ごとに資産や家庭の状況も、課題も異なります。それぞれのお客様の役に立てる部分を考えていくことにやりがいを感じるので、資産税をやろうと思ったところも大きいです。
宮田
私は税理士試験で所得税法と相続税法を受験していて、もともと資産税に興味がありました。
法人税の申告業務だと対象が経営者のみになってしまいますが、個人であれば所得がある方や資産を持つ方全員が対象になるので、いろいろと幅広くやれると考えたところもあります。
薦田
税理士試験科目の中でも圧倒的に相続税法の勉強が面白いと感じており、実務にも興味がありました。
実務経験を積む中で、他の税法は「事後処理を正しく行う」ことが求められる場面が多く、もっと人の人生に深く関わる「事前に対策を取り備える」仕事をしたいという気持ちが強まりました。 一口に資産税といってもひたすら相続税申告業務を行う事務所もあれば、生前の対策がメインの事務所もあります。転職活動の際様々な事務所のお話を聞かせていただきましたが、タクトの業務が自分のやりたいことに最もマッチしていました。

Q.タクトは資産税コンサルティングに特化した事務所ですが、実際に働いてみてどんな印象ですか?
宮田
資産税をやりたいと、タクトの他にも面接を2社受けたのですが、タクトは役員の話がいちばんわかりやすかったのが決め手になりました。
また、役員の話とカジュアル面談で聞いた話も乖離がなく、本当にこういう事務所なのだろうと確信が持てたので、入社を決めました。
実際に働いてみて、いまは自分の確信が間違っていなかったと感じています。
江﨑
もともと資産税のコンサルの経験が豊富な方と一緒に働くことができて、いざ自分が営業する際に役立つスキルを得られる環境に行きたいと思っていたのですが、実現ができています。
タクトは、各自に責任がある一方で、非常に自由度も高い事務所だとも思っています。
薦田
元々描いていたやりたい仕事ができていると思います。優秀な方が多いので、先輩後輩問わず他の方の意見や視点がいつも参考になっています。
スタッフ全員が税理士・会計士の有資格者であるため、良くも悪くも組織の上下は薄く、自由度も高いため合う方と合わない方に分かれるとは思いますが、私は働きやすいと感じています。
Q.タクトコンサルティングはパートナー、営業税理士、アソシエイト税理士で構成されていると聞いていますが、責任と自由はどのような場面で感じますか?
また、どんな業務を担当しているかも具体的に聞かせてもらえますか。
江﨑
税理士も、入社して3年目ぐらいまでは営業のメンバーと一緒に動きます。
自分はいま入社2年目なので、まだ案件を取ってきて自由に動けるというわけではありませんが、自ら情報を整理しながら動くことが求められます。2年目でも与えられている裁量は大きいと感じていますね。
他の事務所とはお客様の層が違う部分もあると思います。中には東京で有数の資産家の方もいらっしゃり、他の事務所では得難い経験ができています。
営業のメンバーと一緒に動くことで、メンバーの持つ人脈の中でお客様と知り合えることも多く、そこから自分なりの人脈を作っていくこともできていますね。
宮田
私はいま入社5年目なので、すでに1人で動いています。
お客様を訪問して、経営者の方と話して顧問報酬の交渉をするという営業の部分もやり始めているのですが、すごくやりがいがあります。
他の多くの事務所は相続が発生した後の話や申告業務がメインだと思うので、生前の対策をメインにやっているのが、タクトと他の事務所の大きな違いかなと思います。
業務としていちばん多いのは、相続税の対策や株式の承継対策ですね。相続税の申告ももちろんやります。
タクトは元々不動産の税務に強い事務所のため、不動産に関する相談が多いのも特徴かと思います。
生前の対策は、お客様の資産状況や親族関係などに合わせてオーダーメイドで考えるので、すごくやりがいがあります。
薦田
私は子供が小さいため現在時短勤務をしており、アソシエイトの立場で、営業税理士と組んで業務を行っています。非上場株式の承継対策、相続対策、相続税申告の業務を請け負うことが多く、株価の算定や相続税の試算を行いながら問題点を洗い出し、営業税理士と一緒にコンサル内容を考えます。申告作業等の内勤業務のみを行うこともありますし、自分がメインで動くこともありますが、自分が希望する業務があればそれを中心に振ってもらうことも可能です。
Q.転職をして年収アップしましたか?
タクトは業界内でも年収の水準が高いとも聞いています。話せる範囲で構いませんので、年収についても聞かせてもらえますか?
宮田
まず、前の事務所よりも明らかに残業が減っています。業界内でも残業は少ない方だと思いますし、その上で年収も上がりました。
自分の仕事をしっかりやっていれば、ちゃんと評価される会社だと思います。
薦田
アソシエイトの立場であっても、他社と比較して高水準だと思います。特に残業量が少ないので、業務量に対する報酬の高さという点では他社で同程度の待遇で働くことは難しいのではないかと思います。
江﨑
年収は高い方だと思いますし、営業職ではなくても業績賞与が思ったよりもらえますので、現状でも満足できていますね。
営業職については、営業の成果に応じてリターンがある報酬体系になっているので、やった分だけもらえる環境も整っています。
宮田
他の多くの税理士法人のように、職位のランクが決まっていてそこを上がっていかないと高い報酬が得られないわけではないのも、タクトの特長かもしれません。
職位に関係なく、営業の成果次第で高い報酬を得ることができます。入社面接の際に「こんなに稼いでいる人もいる」という話も聞きましたが、実際他の事務所ではなかなか稼げない額を稼いでいる人もいます。
Q.職位の話で言うと、マネジメントではなくスペシャリストとして極めていくという選択肢もあるのでしょうか。
宮田
もちろんあります。営業が全てではなく、どちらかといえば事務系の税理士として、資産税の専門性を高めて活躍している者もおりますし、企画のスペシャリストとして進みたい道を選択することもできます。
薦田
逆にタクトの税理士は役員も全員プレーヤーで、マネジメントに専念しているスタッフはいません。私は家庭を第一に考えたいのでアソシエイトのポジションで働き続けるつもりですが、同様の選択で活躍されている先輩方が多くいらっしゃいます。
Q.先ほど残業の話も出ましたが、働き方にメリハリがあるのもタクトの特長だと聞いています。実際に働いてみてどうですか?
宮田
仕事量や残業に関しては本当にホワイトだと思います。
繁忙期はもちろんありますが、19時になるとオフィスにほとんど人がいないこともあり、一般的な事務所と比べると残業はかなり少ない方だと思います。
自分の業務をこなしていれば帰れますし、有給を取る際に何か言われたこともありません。
薦田
自分の仕事さえこなせば何も言われない事務所だと思います。有休は前日申請でいつでも取れますし、子供の都合や体調等で定期的に在宅勤務も利用しています。
江﨑
自分も、ワークライフバランスはいままで転職してきた中でいちばん取れています。
特に子どもが生まれてからは、子どもと遊ぶ時間が確保できていますし、朝礼などもないので、時差出勤制度を利用して毎日保育園に子どもを送ってから出社をしています。
そうやって柔軟に働けるのはとてもありがたいですね。
ただそうなると、逆に自ら管理をする必要も出てきます。
特に複数のメンバーと動いている場合は、自分なりに管理していくことがより大切ですね。
Q.勤務時間のコアタイムは10時から16時までと決まっているということですが、プライベートの時間はどう過ごしていますか?
薦田
子供に負担をかけたくないので、残業は一切しないと決め毎日17時にお迎えに行っています。そのため繁忙期は持ち帰って夜に作業することもありますが、個人の裁量で調整できるので助かっています。
宮田
今朝もやってきましたが、私も同じく子供の保育園の送り迎えをしています。
あと夜も割と自由に時間が使えるので、友人と飲みに行ったりもしています。
江﨑
私は家族との時間を大切にしています。
資産税で有名な笹岡宏保先生のセミナーが定期的に配信されるので、それで勉強もしています。
宮田
土地評価を中心に、非上場株の評価方法のセミナーなどを毎年やられています。何十講座もあるので、見応えがあります。
江﨑
入社2年目になると、希望者は笹岡先生のセミナーを会社の経費で受講できるんですよね。
Q.他にもタクトで働くメリットはありますか?
宮田
会社の立地ですかね。
皇居が目の前に広がるロケーションは、なかなかないですよね。
東京駅にもアクセスが良いですし、立地も他の事務所にはない利点だと思います。
江﨑
創業者で現在はタクトの顧問を務めている、資産税の第一人者である本郷尚さんの話を聞ける機会が持てるのもメリットですね。とても貴重な経験です。
薦田
女性が産休育休を取りやすいのはメリットだと思います。業務もスポット案件が多いですし、復職直後は子供のお迎え呼び出しも頻繁だったので、相続税の申告など期限が長い仕事を中心に振って貰っていました。
Q.今後のキャリアはどう考えられていますか?
江﨑
今後のキャリアについては具体的に考えるというよりも、目の前の案件をこなして経験を積もうと考えています。
いまは提案から実行までを営業のメンバーと一緒にやるというところで経験を積んでいます。
今後、営業を含めてひとりで動いていくことに備えて必要な経験をさせてもらえているわけです。
タクトは、珍しいくらい独立に寛容なところもあります。面接の場でも説明を受けたのですが、自分で見つけたお客様ならそのまま連れて独立するという選択肢もあると聞いています。
宮田
今後のキャリアは、営業として活躍できればと思っています。
タクトに入って、相続税の申告はもちろん、コンサルや組織再編などやれることの幅がとても増えたので、入社してからはとても充実した3年間でした。
1人でお客様のところに行って経営者の方とお話する中で、こういうことができそうですね、こんな対策をしていきましょうという話がその場でできるようになってきています。これまで社内外のいろいろな方と仕事をして、現場で学んでできるようになったことです。
いまはそうした営業力を伸ばしていきたいと思っているところです。
江﨑
先ほど独立の話もしましたが、タクトに在籍しているほうが大きく稼げる可能性もあると思います。
優秀なメンバーやすでに大規模案件を動かしているメンバーとタッグを組むことで、より大きな案件を獲得できる可能性が高まります。成果報酬も含めて、独立して1人でやるのではなかなか関われない案件に携わることができるわけです。
Q.では最後に、タクトへの転職に興味があるという方にひとことお願いいたします。
宮田
エージェントに紹介いただいた時に、タクトはけっこうハードルが高めだと聞いていました。
私自身そこはあまり気にならなかったのですが、気になる方もいると思うのでお伝えしておくと、資産税の経験が少なかったこともあり、最初の1~2年は知識の面でついていくのが大変なこともありました。
ただ、聞けば教えてもらえる環境なので、知識を増やして活躍していきたいという意欲がある方であれば、そうしたハードルは問題なく超えられると思います。
江﨑
税理士として数年の経験があれば、あとはやる気次第だと思います。
さらにいうと、社内には会計士の方もいるのですが、資産税や税務の経験がないところから活躍をされています。
もちろん努力をされたと思うのですが、ゼロベースでもやる気さえあれば活躍できる環境であるというのもお伝えしておきたいですね。
薦田
一般的な会計事務所と異なる面は多いですが、だからこそ他社ではできない経験を多く積むことができると思います。資産税のコンサルは特殊なので、自分で勉強をするだけでは絶対に身に付けることはできません。将来的に独立を目指す方もタクトでの経験は必ず活きるのではないかと思います。
個人的には、女性の後輩が増えると嬉しいです。

