2時間も3時間も話し続ける

A社は、15年前に株価対策として会社分割をしました。
何度か税制が改正され、また合併して元に戻しました。
後継者がいないことから、いつかは大きな決断をしなければと思い、M&Aを勧め、試みました。

迷い、躊躇、情、世間体、そして社員と会社、家族、様々な思いが重なり、オーナー一族は、決断と実行ができません。
オーナー本人は、病気で決断できません。奥様が後見人です。
娘さん、お婿さんと何度も話しています。
話し出すと、2時間3時間は当たり前、時には深夜に及ぶことも何度もありました。
オーナーのご主人と話した時も、いったりきたりを繰り返していました。
こんなときは、じっくり待つ、見守ることです。

M&Aの決断は、時間がかかるものなのです。
すでに15年間かかっています。
2時間、3時間はほんの一瞬にしか過ぎません。