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TACTニュース

2017.05.18No.689 素敵な生き方、お金の使い方「自宅を楽しむ」

カテゴリー:その他

1. 自宅の活用

一般的に言われている自宅の活用の代表例としては、次の2つが挙げられます。

①二世帯住宅を建てる
②賃貸併用住宅を建てる

いずれも、小規模宅地等の特例を使って、土地活用による土地の相続税対策を行うのが目的です。土地をいかに、親から子に引き継がせるかを目的としています。副次的には、家賃収入も得られます。こうした土地活用は、親から子へ、そして孫へ、土地を代々引き継がせたいという強い願望が背景にあります。伝統的な考え方です。しかし現在では、団塊世代を中心として、全く異なる価値観を持った中高年夫婦が多数いるのも現実です。
事例でご紹介します。

2. 夫婦の本音の発言

「税金対策?私には関係ありません。私がどう生きていくかが大事です。子供は土地を引き継ぐ気はありません」 
 ~ 子供と離れて暮らしている70歳 ~
「亡くなった親、一人立ちした子供、空き部屋は、物置きになっています。何とかしたいと思います」 
 ~ 古い二世帯住宅に住む68歳 ~
「築35年の家、私の身体もガタが来ているけど、家はもっとガタガタですよ。水回り、キッチン、リビング、お風呂場、すっきりしたいです」 
 ~ 不機嫌な72歳 ~
「一戸建ては、庭の手入れが大変、階段もきつくなってきた。いずれは、犬がいなくなったら、駅前のマンションへ引っ越したい。損も得もないです。身体が大事です。病院とコンビニが側にあれば十分」
 ~ お疲れ気味の73歳 ~
「このマンションは飽きた。引っ越しは面倒だ。思い切って、全部リニューアルしたい」
 ~ 部屋のリニューアルを考えている65歳 ~

3. 自宅をリフォームして、再出発する夫婦

中高年の夫婦(65~80歳)は、元気です。口では「疲れた、もうダメだ」と言いますが、本音は、「まだまだ元気、90歳以上生きるぞ!」と、思っています。元気の源になるのが、「自宅」です。自宅を何とかしたいと強い願望があります。
ある夫婦の会話です。
「思い切って、リフォームしたいわ!」
「今更、何を言い出すのだ!勿体ない!」
「勿体ない?このまま古い家でじっと我慢して過ごす人生が、私には勿体ないわよ!何とかしましょうよ!」
「そんなこと言ったって、お金がないよ。どうするんだ!?」
「お金だったら、何とかなるわよ!」
「??」

果たして、そのお金は、どこから出てくるのでしょうか?
実は、団塊世代の中高年には、お金はあるところにはあるのです。それは、①過去に貯めたお金、そして、②夫婦が各々親から相続した資産及び資金があります。
特に、こうした夫婦は、それぞれの親からダブルで相続しています。中高年の自宅のリフォームやリニューアルの資金に使われます。中には、建て替え、新築する人もいます。中高年夫婦の人生で、最も有効活用になります。
人生の再スタートの資金として活用されます。

4. リフォーム後の生き方、楽しみ方

これだけは、はっきり言えます。
リフォームして、新しい居住空間を得た夫婦は、大満足しています。初めてマイホームを取得した時の喜びとは一味違う充足感に満たされます。お金の消費ですが、旅行や買い物とは、次元の異なる満足感を毎日ずっと味わいます。自分の時間と空間が充たされます。
知る人ぞ知る喜び、人生最後の楽園です。

5. 住み替え、組み替える人

他にも、ドラスティックに自宅を売って、一戸建てからマンションへ、または、マンションから一戸建てへ。さらには、自宅を売って資金化する人もいます。そして有料老人ホームへ。都市から地方へ。人は様々な生き方の選択をします。
そこでは、人は、財産を守る為に生きているのではなく、自分が生きていく為に財産を活かして使っていくのです。

[ 本郷 尚 ]

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