Column
本郷尚のワークスタイル
最悪を想定するのも最善の仕事
2022.04
資産税の仕事はダイナミックなだけに、裏に潜むリスクの大きさを常に意識しなければいけません。
この仕事を経験するうちに、肝を冷やす、血が逆流、生きた心地がしないほどの怖さを思い知ることがあります。
資産税の仕事をしていて、判断ミスは許されません。金額があまりにも大きいからです。
相手は出来るだけ税金を安くして欲しい、なるべく特例を使って、うまくやって欲しいと懇願してきます。
こちらも、それに答えようとします。そこに大きな落とし穴があります。
税務上の判断をする時には、常に最悪を想定する姿勢を忘れてはいけません。最悪のケースを想定した上で最善を尽くします。
税務上の判断で疑義があれば、事前に徹底的に解明しておくことです。
「お客さまが言わなかった、資料の提出が不十分だった、こちらの責任ではない。」なんて言っているようでは、責任転嫁をしているだけです。
最悪を想定することが、最善の仕事になるのです。時間と労力を惜しまないで下さい。
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