Column
本郷尚のワークスタイル

目先の売上にこだわらず、信用を築く

2022.01

相撲の世界に「3年先の稽古」という言葉があります。
目先の勝ち負けにこだわらずに、前へ前へ、押す押す、引くなはたくな、と教える。
つらくても基本どおりに相撲を取らなければ、一人前にはなれないのです。

われわれの仕事では、お客さまが報酬に対して文句を言われることは少ないです。
お客さまは、文句が言いにくいのです。
しかし、お客さまに十分理解、納得、認めてもらえるだけの仕事をしているのかを、いつも自問自答しています。
徹底的にお客さまの満足が得られる仕事をします。
最初は当然、時間、労力を費やして、採算に合わないことになります。
要領よくうまくやって、楽して稼ごうなんて考えないことにします。

目先の売上など、プロとして生きていくことを考えたら、たいしたことではありません。
プロとして生きるならば、お客さまに「この人にお願いしたら大丈夫」と、安心していただくことが一番大事なことです。
信用、信頼を得るには、長い時間と労力が必要なのです。

今月のエッセイ
〜お元気ですか〜

毎月、本郷尚より皆様へお送りしているエッセイ

目先の売上にこだわらず、信用を築く