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令和2年分相続税の申告件数等の動向

2021.12.24

国税庁が公表したところによると、令和2年の全国の「被相続人数」に対する「相続税の申告書の提出に係る被相続人の人数」の割合(課税割合)は、8.8%になったということです。

これは、相続税の基礎控除が引下げられた平成27年以降、最も高い値を記録したことになります。

また、令和2年分の相続財産の総額は17兆4千億円余りと、過去10年間で最高を記録。現金預貯金も5兆8千億円に上り、これも過去10年間で最高となりました。

相続税のかかる人が増えているなかで、今後、相続税・贈与税の改正に向けた論議が深められるとあって、注目度はもう一段階高まりそうです。

[ 遠藤 純一 ]

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