第二十一回
対立させない
お客様とは当然ですが、取引先、税務署、交渉相手、どんな人とも対立させてはいけません。商談にしても、相談にしても、交渉にしても、対立させたのでは良い結果や結論を得られないのです。
答えを求めて、話しているのです。相手の言い分、考え、真意を十分汲み取り、かつ、こちらの考えを示し、そして互いに理解をして始めて何らかの答えがでてくるものです。
交渉のプロともなれば、へたな対立はさせません。ましてや重要でないことで、意地を張ったり、緊張感を持ったりすることがいかに、愚の骨頂かを知りつくしています。力のない人ほど、どうでもいいことに我を張って、対立させて無駄なエネルギーを使っています。
一番大事なことは何か、名より実を採る、相手を立てる、そして答えが出るように努力していくことです。必ず結果は出てきます。仕事なのです。意地の張り合いでもなければ、喧嘩をしている訳でもありません。勝ったの負けたのではありません。答えを求める、ビジネスをやっているのです。
時間が大切です。対立軸を作らず、合意や共通点を探し、差や違いはお互いに接近するか、妥協するか、ときには棚上げにするなど考え、時間の経過を待つこともあります。
あせりやいらだちは危険です。どっしり構えて対処できるようになって、初めて資産税のプロになっていきます。