第十七回 大事は理性で小事は情で
大きな仕事をやり遂げるには、全体の枠組みと流れが読めなければいけません。
コンサルタントとしては、全体と部分、大事と小事、この見極めが出来ないとリーダーシップは発揮できません。
何が一番大事なのか、大きな成果を得るには、と常に考え、判断と行動をします。
全体を把握している相手と折衝している時は、仕事のレベルが一段と高くなります。
専門家と言われる人が、実はこの全体の流れと枠組みが読めない人が意外と多いのです。
小さなことにこだわり、前に進めないようではコンサルタントにはなれません。
修羅場と、困難な仕事に正面から立ち向かい、手ごわい相手と折衝することからノウハウは築かれてきます。
大きな決断をする時には、合理的、理性で判断をします。沈着冷静、じっくり考えます。
ここで情を入れて、「あの人には世話になったから、良い人だから、断れない」と言うのでは、後悔します。
しかし、小さなこと、どうでもいいことに対しては、こだわらずに「情」で判断すればよいのです。
小さなことならば、相手に譲ればよいのです。
つまらない見栄やプライドに、もっともらしい理屈をつけているようでは、小さいのです。
大事を情で判断して、小事にこだわっている人は意外と多いのです。
大事と小事の峻別ができるかどうかは、その人の器の大小を表しています。