第八回 交渉は成立させてこそ
資産税のコンサルタントは交渉能力がなければ、仕事にはなりません。
税務署や国税局との税務折衝は、難度の高いものです。しかし税務交渉は、税理士としては仕事そのものですから、あえて言う必要はないでしょう。
問題はお客さまへの説得や、相続人間の利害の対立をどうまとめていくかの内部問題の解決です。
さらにはM&Aのような、外部との折衝でどうまとめていくかです。利害が真っ向からぶつかります。
当事者は勿論、利害関係人が多く出てきます。ときには弁護士が登場してきます。弁護士が出てくると、交渉は長引きます。弁護士は敵に回すと、手ごわい相手です。味方になる時もありますが、敵になることもあり、弁護士の見方、考え方を理解しなければなりません。
交渉は困難を極めます。大変です。ストレスがたまります。
交渉は対立ではありません。決裂させてはいけません。まとめ上げて、成立させるのがプロの仕事です。
そこまでやるのか?と思われるでしょう。そうなのです。資産税コンサルタントは交渉を成立させなければ、仕事を成就したことにはならないからです。
交渉能力は一朝一夕には身につきません。粘り強く、研鑽を積み重ねて磨きあげていくものです。