第五回 目先の売上にこだわらず、信用を築く
相撲の世界に「3年先の稽古」という言葉があります。
目先の勝ち負けにこだわらずに、前へ前へ、押す押す、引くなはたくな、と教える。つらくても基本どおりに相撲を取らなければ、一人前にはならないのです。
われわれの仕事では、お客さまが報酬に対して文句を言われることは少ないです。お客さまは、文句が言いにくいのです。しかし、お客さまに十分理解、納得、認めてもらえるだけの仕事をしているのかを、いつも自問自答しています。
徹底的にお客さまの満足が得られる仕事をします。最初は当然、時間、労力を費やして、採算に合わないことになります。要領よくうまくやって、楽して稼ごうなんて考えないことにします。
目先の売上など、プロとして生きていくことを考えたら、たいしたことではありません。プロとして生きるならば、お客さまに「この人にお願いしたら大丈夫」と、安心していただくことが一番大事なことです。
信用、信頼を得るには、長い時間と労力が必要なのです。