企業健保が薬局とレセプトの支払いを直接契約
マスコミ報道によると一部の企業健康保険組合は、加入者が保険診療を受けた際の処方箋について、患者に薬を出す調剤薬局と直接契約し、薬の診療報酬明細書(レセプト)の審査や薬局への支払いを始めることにしており、すでに厚労省に認可申請を提出しましたとのことです。健保組合が医療機関と直接契約をすることになりました。
現在はレセプト1枚当たり57円20銭を払って同省が管轄する社会保険診療報酬支払基金に審査・支払業務を委託していますが、これを健保が自ら行うことで社員の服薬状況などを把握できるほか、基金への手数料も削減できるというものです。いわはアウトソーシングの逆です。審査が甘く効率が悪いとも指摘されてきた基金への委託よりも審査を厳格化することで、結果診療報酬の過払い抑制効果見込まれるというものです。
政府は規制緩和の一環としてレセプトの直接審査支払を05年に解禁していましたが、実際に行うのは今回が初めてのケースとなります。企業健保組合が大規模であれば可能とも言えるケースですがこれに続く動きがあるかどうかはまだわかりません。場合によってはこういった規模の大きな健保組合がノウハウを蓄積し、他の組合からサービスを受託するような動きが出てくるかもしれません。
