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2006年07月26日

中医協:医師の技量で診療報酬制度の導入を検討

 厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は今月末から、医師の技能に応じて診療報酬にランクをつける検討を始める。技術力のある医師の収入をアップさせる競争原理の導入で、医師の個々の能力向上が狙い。次回(2008年度)年診療報酬改への提案を目指す。現行の診療報酬は、医師の技量にかかわらず一律で、これが能力向上を妨げているほか、腕のいい医師に謝礼を払う慣行がなくならず、医療費の不透明さを招いている、との指摘がある。
 同省は、初・再診料や手術料に医師の技術次第で差をつけ、最高と最低の医師では、手術料の差が2倍程度となるよう設定したい考え。
 これに対し日本医師会は次のように反論している。
(1)症例数を増やすために、技術的に難しくない手術を多く実施することになりかねない(2)対象になった症例の重症度が反映されない(3)外科医の能力を高めることには反対しないが、個人の能力を評価する指標がはっきりせず、評価自体が非常に困難(4)現行制度では、診療報酬を高くしても医師個人の収入になるわけではなく、仮にそうなっても医療機関にとって良いことか否かはっきりしない(5)医師の能力は医療機関から出される情報などにより、患者さんも加えて評価すべきもの(6)医療費抑制の流れの中で高点数をつけることは、新設された保険外併用療養費制度の対象になるなど、混合診療の拡大につながる恐れがある--このように医師側には能力評価への拒否反応が強く、どのように、どこまで差をつけられるかなどが課題である。


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